悪露

おろ

最終編集日:2022/7/26

概要

分娩後に起こる出血やおりもの、分泌物の排出を指します。子宮内膜や子宮内に残った胎盤の一部などが含まれ、月経時よりも多い出血がみられます。分娩直後から起こり、通常、1カ月程度つづきます。悪露自体は自然なもので、分娩後は必ずみられます。

症状

●正常な悪露

子宮からの出血を伴った排出物がみられます。通常の月経時よりも排出量は多く、分娩直後は鮮やかな血の色をしていますが、徐々に茶褐色、薄い血の色になり、おりもの様に変わっていきます。

分娩1カ月後には通常のおりもののようになり、約6週間経つと、治まります。

分娩後3~5日は子宮の回復のための子宮収縮を伴うため、下腹部の痛みを伴います。


●悪露の異常を示す症状

排出が治まっていく途中で、急に排出物の量が増えた、鮮血が出た、レバーのような塊が出た、大量出血をした、排出物に強い臭いがするようになった、などの場合はすぐに受診しましょう。


検査・診断

分娩後1カ月の産後検診で、問診、内診、経腟超音波検査を行い、子宮の回復が順調かどうかを診ます。この時点で悪露が明らかに多いなどの場合は、子宮収縮剤を用いて回復を促すこともあります。

悪露の異常を示す症状があって、産後検診を待たずに受診した場合も、問診、内診、経腟超音波検査を行い、子宮内膜炎などの子宮内感染、子宮復古不全、子宮内の胎児付属物の残留などの存在を探ります。


治療

感染症がある場合は、抗菌薬を投与します。子宮収縮剤を用いて子宮内残留物や子宮内にたまった悪露の排出を促します。子宮復古不全があれば、子宮内容清掃術などを考慮して、子宮の回復を促します。

悪露が子宮内にたまっていると、細菌感染を起こしやすくなるため、速やかに排出を促す治療を受けることが肝要です。


監修

小山嵩夫クリニック 院長

小山嵩夫

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