せき

最終編集日:2024/1/19

概要

せきは気道内の分泌物や異物を排出するための生理的な防御反応です。

●たんを伴うせき

もっとも多い原因はかぜ(かぜ症候群)です。経過観察でよいのですが、発熱や呼吸困難を伴う、1週間以上つづいている、たんが黄色みを帯びてきたなどの場合は医師の診断が必要です。長期間せきとたんがつづく病気には慢性気管支炎、気管支拡張症などがあります。


●からせき

たんを伴わないせき、いわゆる“からせき”はのどの痛みがあれば急性咽頭炎、声がれがあれば喉頭炎、微熱があれば初期の肺結核、胸痛があり深呼吸がしにくい場合は胸膜炎などの可能性があります。からせきが長くつづく場合は間質性肺炎、せきぜんそく、気管支ぜんそくの可能性もあります。薬の副作用で起こることもありますので、その可能性がある場合は医師に相談してください。からせきは体力を消耗しますので、注意が必要です。


●突発的に起こるせき

突発的に激しいせきが出たときは注意が必要です。異物が入り込んで呼吸困難になる可能性もあります。取り出せない場合に、顔色が悪くなる(チアノーゼ、窒息状態)などがあれば救急車要請が必要です。

また胸や背中の痛みと息苦しさを伴うせきは、自然気胸、大動脈解離、心筋梗塞、狭心症などが考えられます。医師の診察が必要です。


ほかにも鼻汁がのどに流れ込みせきを誘発する副鼻腔炎や、胃酸の逆流がせきの原因になる胃食道逆流症などがあります。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・突然激しいせきが出て窒息状態になっている

・激しいせきがつづき顔色が悪くなってきた(チアノーゼが出現)

・異物を吸い込んで激しいせきがつづいている

医療機関を受診

・1週間以上せきがつづいている

・せきとのどの痛みがある

・声がかれてきた

・微熱がつづいている

様子をみる

・かぜ症状でせきが出る

・季節の変わり目にせきがつづくことがある

セルフケア

せきはだれでもするものですが、たんを伴ったり、長引いたりする場合は注意が必要です。

考えられる病気

監修

千葉大学病院 呼吸器内科 特任教授

巽浩一郎

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