副鼻腔炎の治療中…夜に咳が出て眠れない

2025/05/02
急性副鼻腔炎と診断され、服薬治療を行っています。夜、横になると咳が出て眠れないほどです。咳は副鼻腔炎の症状でしょうか? 緩和する方法はありますか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔が細菌などの感染により炎症を起こす病気です。鼻づまり、膿性鼻汁(粘度の高い黄色や緑色っぽい鼻汁)、頬や額の痛み、発熱などが現れます。鼻汁が鼻の奥からのどに流れ込む「後鼻漏(こうびろう)」もみられます。
「後鼻漏」の特徴的な症状は、のどの奥の不快感です。のどの後方に粘りの強い鼻汁が張りつく、たんが張りつく、たんが絡んだ咳などの不快な症状が起こります。急性の場合には、ほとんどが2週間程度で改善していきます。
セルフケアとしては、空気が乾燥しているようであれば、少し加湿気味(湿度50~60%前後が目安)にすると、咳の症状の緩和につながります。また、水分をこまめに補給して、のどごしのよいものや刺激の少ないものをとるようにしましょう。 ほこりやエアコンの風が直接当たる、温度差、においなども、のどの刺激になりやすいので、環境を見直してみるとよいでしょう。
また、咳が出るときは、少し頭を高くして休むと楽になる場合もあります。
もし、症状が悪化して眠れない状態が続く、薬を飲み切っても症状が残るなどがあれば、再受診を検討するようおすすめします。


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