ループス腎炎
るーぷすじんえん

最終編集日:2022/4/20

概要

膠原病のひとつである全身性エリテマトーデス(SLE)によって起こる腎炎です。

SLEの患者さんがループス腎炎を発症する割合は、50〜75%とされています。圧倒的に女性に多く発症します。


原因

SLEの原因はいまだに不明ですが、免疫の異常による自己免疫疾患です。何らかの遺伝的な要因に感染症や薬物、ホルモンなどの要因が加わって発症すると考えられています。

症状

SLEで認められる皮疹や関節炎といった症状に加え、尿検査でたんぱく尿や血尿が認められます。尿中にたんぱくがたくさん出てしまうと、血液中のたんぱくが減り、むくみ(浮腫)が認められるようになります。

検査・診断

診察に加え、自己抗体のチェックを含めた血液検査や、たんぱく尿・血尿の有無を調べるための尿検査を行います。さらに、超音波検査、CT検査、MRI検査などの画像検査とともに、腎生検(腎臓から組織の一部を採取すること)を行って診断します。

治療

ステロイド剤や免疫抑制剤の投与が治療の中心となります。また、高血圧症などの合併症に対する治療も、並行して行われます。

セルフケア

療養中

ステロイド剤や免疫抑制剤の投与中は、免疫機能が低下しますので、感染症予防のためマスクや手洗いといった対策が重要です。

また、SLEでは紫外線を長時間浴びることで、発疹や発熱などの症状が現れ病状が悪化することがあります。とくに日光過敏症がある場合は、紫外線を避けることが重要です。


監修

東海大学 医学部血液腫瘍内科 教授

川田浩志

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