Question

白血球が少ないことで疑われる病気は?

人間ドックで白血球が少ないと言われました。白血球が多いということは聞いたことがありますが、少ないことで何か病気が疑われるのでしょうか。健康状態はいたって良好です。


男性/40代

2021/12/21

Answer

人間ドックの結果、白血球数減少を指摘されたとのこと。白血球は血液の成分の1つですが、全身と密接に関係し、各種の刺激によって影響を受けやすいため、さまざまな疾患や体の状態によって、その数や状態に異常が起こります。


白血球数が減少する要因としては、ウイルス感染症、薬剤の影響、放射線照射、膠原病(こうげんびょう)などがあります。また、再生不良性貧血などの血液疾患が疑われることがあり、その場合には、他の血液検査の項目の異常や、何らかの体調の変化も同時に認められるのが一般的です。


白血球数を含めあらゆる検査値は、ある幅を持って基準値(または正常値)が設けられていて、健康な状態であっても、その基準値の幅から外れることや、もともと体質的に少ない(低い)、または多い(高い)こともあります。


そのため、白血球数の減少ということだけで、病気や原因を特定することはできません。かかりつけの内科などを受診して必要な検査を受けて、心配のないものであることを確認しておくと安心です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

膠原病
人間ドック
血液検査
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。