子宮頸管ポリープ
しきゅうけいかんぽりーぷ

最終編集日:2022/1/11

概要

子宮頸管ポリープとは、子宮の入り口である子宮頸部にできるポリープのことです。

子宮頸部の粘膜が盛り上がったもので、数mmから1㎝くらいまでの大きさで、多くは良性です。

原因

細菌感染による炎症、刺激、女性ホルモンの影響ではないかといわれています。30〜40歳代の出産回数の多い女性に多くみられます。

症状

ポリープの組織がやわらかいため、運動、性交などの刺激によって出血することがあります。無症状であることが多いため気づきにくく、子宮頸がん検診でみつかるケースが少なくありません。

検査・診断

内診により診断を行います。多くは良性ですが、悪性腫瘍である子宮頸がんの鑑別のため、切除後に病理組織検査を行うこともあります。

治療

ポリープの大きさ、形状、妊娠の有無などによって治療法が分かれますが、妊娠中でなければ切除を行うことが多いです。妊娠中の場合は、妊娠への影響を考え、医師とよく相談し、切除するタイミングを決めることになります。

一般にポリープの茎が細ければ、外来で切除することができます。茎が太い場合は短時間の手術での切除となります。

ポリープが大きくなければ経過観察となる場合もあります。

セルフケア

病後

子宮頸管ポリープは再発することが多いので、切除した後も定期的に検診を受けることをおすすめします。

監修

Raffles Medical Clinic Hanoi 婦人科

秋野なな

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