性行為後、おりものに少量の出血。においが強くて気になる
性行為後に少量の出血がおりものに混じるようになり、においが強くて気になっています。受診も検討中です。
女性/20代
2023/04/25
通常、おりもののにおいが変化するおもな原因として、腟炎が挙げられます。腟炎には、細菌性や淋菌、トリコモナスなどさまざまな種類があり、一般的に、かゆみはなく、においが強くなったり、おりものが増加したりするのが細菌性腟炎の特徴です。
本来、おもな腟内の常在菌である乳酸菌が腟内を酸性に保つことで、外からの悪い菌の侵入を防いでいます。しかし、何らかの原因により、この乳酸菌が減少することで、腟内に種々の悪い菌が増えてしまった状態を細菌性腟症といいます。
細菌性腟症は、性成熟期の女性には比較的ありふれた病態で、10~30%が罹患しているといわれています。放置すると、細菌の感染が腟から子宮内へ進み、腟炎や子宮頸管炎を起こすだけでなく、妊娠した場合、流産や早産へのリスクが上がることもあるため、早めに治療することがすすめられます。
また、においだけでなく出血があると、腟部のびらん(ただれている状態)や、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープなどがみられる場合もあります。いずれにしても、婦人科を受診し、内診や超音波(エコー)検査、細菌検査などを行い、おりものの性状や出血の原因を診ていただくことが必要になります。
おりもののにおいを軽減させる方法としては、おりものシートや下着をこまめに交換するなど、清潔を保つこと、通気性のよい下着や衣類を着用していいただくことがよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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