不整脈
ふせいみゃく

最終編集日:2021/12/21

概要

不整脈は、心臓の拍動をつかさどる電気信号の流れが乱れたり、遅くなったり、速くなったりして、脈拍が正常でないタイミングで起きるようになった状態のことです。不整脈には、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈、不規則なタイミングで脈が生じるものがあります。不整脈のなかには放置しても問題のないものがある一方で、突然死の原因となるなど命にかかわるものもあるため、自身の不整脈が治療を必要とするのかどうか、正確な診断を受けることが重要です。

原因

不整脈は、心臓の一部分から異常な興奮が生じたり、電気の流れが障害されたり、心臓の中に別の電気伝導路が存在するなど、心臓の拍動をつかさどる電気の伝導系がうまく機能しなくなることによって発生します。多くは、心臓に病気がなくても起こる不整脈です。狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患や心臓弁膜症などが原因となって電気伝導路に異常が生じる場合もあり、先天的な遺伝子や電解質の異常によって生じることもあります。また、心臓病の治療薬の副作用、かぜや脱水などの全身状態の悪化や加齢、自律神経の異常によって生じる場合もあります。

症状

頻脈性不整脈のひとつである発作性頻拍症では、突然心拍が速くなり、しばらくつづいいて突然停止する、その途中で、急にドキドキしたり、ふらつき、めまい、意識がなくなったりする、などの症状が出ます。徐脈性不整脈には洞不全症候群、房室ブロックなどがあり、脈が極端に遅くなったり、心臓が数秒間止まったりするので脳虚血症状が現れます。脳への血流が不足して、倦怠感、ふらつき、めまい、失神などを起こすこともあり、息切れや呼吸困難などが起きることもあります。脈のリズムが乱れるタイプには期外収縮、心房細動などがあり、不整脈のなかでもっとも多いのは期外収縮とされています。

検査・診断

心電図検査で、心臓の電気信号の流れを確認します。また、原因や合併症などを調べるため、心エコー図検査(心機能評価や心房内血栓評価など)、血液検査(カリウムなどの電解質異常、甲状腺ホルモンなど)、胸部X線検査などが行われます。

治療

不整脈のタイプによって治療の必要性や方法が大きく異なります。治療が必要かどうかは、自覚症状の程度によります。

セルフケア

予防

不整脈を生じないようにするには、睡眠不足、疲労、ストレス、飲酒を避けることが重要です。

監修

小田原循環器病院院長

杉薫

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