動悸など、胸の症状の受診の目安

心臓は1分間に60～80拍の同じリズムで規則正しく拍動を続けていますが、これが乱れる症状を動悸、脈が乱れるといいます。心臓の鼓動がいつもより強く､早く、また不規則に打つことから不快感を覚えます。

ストレスや疲労、睡眠不足は、自律神経と深い関係があり、ストレス状態が続くと、心臓や血管に負担がかかり、心臓の症状が出現することもあります。その他、心臓の異常、心因性の病気、たばこやアルコールなどの嗜好品や薬剤による影響、低血糖や甲状腺の病気、妊娠、貧血などの場合にも症状が出ることがあります。

動悸などの症状がある場合の受診の目安は、日ごろから脈に不整がある、今までに心臓に何らかの病気があった、動悸が5分以上続く、脈が飛ぶ、脈拍数が100回/分以上ある、速くて不規則な脈などです。これらの症状があれば、不整脈などの病気も懸念されるため、一度、循環器内科の医師に相談されることをおすすめいたします。

ご相談者の場合は動悸を感じる頻度が増えているようですので、早めに受診されるとよいでしょう。

受診の際には、既往歴があるか、いつからどのような症状があるのか、何をしているときに症状が出たのか、どのくらい持続したか、むくみや息切れなどほかにも症状はあるのかなど、ご自身の状況について医師にお話しされるとよいでしょう。