不整脈があるがダイエットのために筋トレをしてもよい?
健康診断で生活習慣病のリスクを指摘され、食事や運動習慣を改善し、ダイエットに取り組んでいます。ただ、不整脈があるため、運動はウォーキングにとどめているからか、あまり効果が上がりません。例えば、筋トレを追加してもよいでしょうか?
女性/40代
2023/12/02
ダイエットのために食事や運動の改善を続けても、体重が落ちない現状を何とかしたいとのこと。
まず、有酸素運動と無酸素運動について説明します。運動に必要なエネルギーを体内で作り出すときに、酸素を利用する運動を有酸素運動、酸素を使わない運動を無酸素運動と呼びます。
有酸素運動は、数十分から数時間といった一定の時間をかけて行うものです。例としては、ウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられます。無酸素運動は、数十秒から数分といった短時間で大きな力を発揮するもので、短距離走(ダッシュ)、重量挙げ、筋力トレーニングなどです。有酸素運動は、脂肪の代謝を促し、また長時間行うことができるので、血行がよくなる、効率よくエネルギーが消費されるなどの効果が期待できます。一方、筋トレなどは、エネルギー消費量は多くありませんが、筋力を保つのに有効です。ウォーキングなどの運動と、筋トレなどの筋力を鍛える運動の両方を組み合わせて行うことがダイエットに有効です。運動を適切に行えば、効果が十分に期待できます。
筋力トレーニングは、例えばからだの大きな筋肉を鍛える、腕立て伏せ、スクワット、腹筋運動などがおすすめです。正しいフォームで行うことで、効率よく筋力を鍛えることができます。しかし、からだのコンディションが悪いと逆効果になることがあるので、注意が必要です。
ご相談者は不整脈があるとのことで、以下に運動を安全に行うための注意点をお伝えします。
●準備運動と整理運動を必ず行います。ストレッチをするとよい。
●脱水を予防する。運動時間が長時間でない場合は、運動前後の水分摂取を行う。
●体調に合わせて運動量や強度を調節する。運動を始める前に血圧や体調を確認し、疲労がたまっている、睡眠不足、かぜ気味のときなど体調が優れない場合は運動を休止する。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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