だるさ、倦怠感

最終編集日:2024/1/19

概要

だるさや倦怠感は、誰にでも起こりうる症状です。「朝起きるのがつらい」「おっくうで何もしたくない」「気力が出ない」「集中力がない」「食欲がない」など具体的な症状もさまざまです。肉体的、精神的に能力が限界にきているという危険シグナルとも考えられます。

一般には休養や気分転換をすることで、だるさや倦怠感は徐々に消失していきます。

けれども、なかなか消えないときは注意が必要です。だるさや倦怠感はかぜインフルエンザをはじめ、貧血、心疾患、肝臓や腎臓などの異常、糖尿病、がんなどの初期症状でもあります。加えて、発熱、せきたん、貧血症状、体重の減少、不眠などがある場合は、医療機関で診察と検査を受けることをおすすめします。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・40℃以上の発熱がある

・顔色が悪く、ぐったりしている

・精神症状が出ている

医療機関を受診

・だるさや倦怠感が長くつづいている

・貧血症状がある

・体重が減少している

・不眠や意欲低下がつづいている

様子をみる

・休養したら症状が改善した

・気分転換でだるさが消えた

・元気も食欲もある

セルフケア

仕事や学業、それにかかわる人間関係、食生活、生活スタイルなどを見直してみることも必要です。「いつもと違う症状」「長く続き、悪化傾向がある」ということが要受診のポイントになります。

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監修

寺下医学事務所

寺下謙三

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