クレアチニン値が高いと透析が必要になる?

女性/40代
2026/01/20

70代の父が検査を受けたところ、クレアチニン値が2.0mg/dLを超えていました。医師から腎機能が落ちていると言われ、人工透析が必要になるのではと心配です。今後、どのような検査が行われますか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

クレアチニン値が2.0mg/dLを超えているということで、確かに腎機能の低下が認められる状態です。クレアチニンは筋肉から出る老廃物で、通常は腎臓でろ過されて尿として排出されますが、腎機能が低下すると血液中に蓄積してしまいます。


腎機能の状態は、クレアチニン値だけでなく、eGFR(推算糸球体ろ過量)という数値でも評価されます。eGFRはクレアチニン値と年齢、性別から計算され、腎臓が1分間にどれくらいの血液をろ過できるかを示す指標です。この値が低いほど腎機能が低下していることを意味します。


透析治療が必要になるかどうかについては、一般的に腎機能が正常時の10~15%以下になると検討されることが多いです。具体的には、eGFRが15未満になると末期腎不全と判断され、透析治療開始の検討時期となります。 ただし、透析開始の判断は、検査値だけでなく、臨床症状、合併症の有無、患者さんの生活の質、透析治療によるリスクなど、総合的に考慮して医師が決定します。むくみ、高血圧、食欲不振、倦怠感、吐き気、かゆみなどの症状が現れた場合は、医師に相談することが重要です。


現在の状態から透析に至るまでには、食事療法や薬物療法などの保存的治療が行われます。塩分制限、たんぱく質摂取の調整、適切な水分摂取、血圧管理などが腎機能維持に役立ちます。


お父様の場合、現在の腎機能の状態や進行速度によって今後の見通しは変わってきますので、担当医とよく相談し、定期的な検査を受けながら適切な治療を続けることが大切です。腎臓は「沈黙の臓器」とも言われ、症状が出にくいため、医師の指示に従った管理が重要になります。


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