部位別がん

最終編集日:2022/1/28

部位別のがんの発症状況は、2018年のデータでは日本人全体で「大腸」「胃」「肺」「乳房」「前立腺」の順になっています。
男性は「前立腺」「胃」「大腸」「肺」「肝臓」の順で、女性は「乳房」「大腸」「肺」「胃」「子宮」の順で発症数が多くなっています。
男性は前立腺、女性は乳房と性別独自の部位に、多くのがんが発生していることがわかります。
死亡数では少し状況が変わり、2019年のデータでは「肺」「大腸」「胃」「膵臓」「肝臓」の順になっています。
男女別では、男性は「肺」「胃」「大腸」「膵臓」「肝臓」の順で、女性は「大腸」「肺」「膵臓」「胃」「乳房」の順になっています。
このように発症数と死亡数は完全には連動していませんが、男女ともに膵臓がんが増加している一方で、胃がんが減少傾向にあります。女性では乳がんが年々増加しています。
こうした結果には、各部位におけるがんの発見しやすさ、治療のしやすさ、治療技術の進化度合い、再発の多少などが関係しています。

監修

寺下医学事務所医学博士

寺下謙三

この傷病に関連したQ&A

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。