Question

子宮頸がんウイルスに男性が感染すると

子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)に、男性もが感染することがありますか。また、感染するとどんな病気になりますか。

男性/20代

2021/12/21

Answer

男性でも、主に性交渉を介して子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染する可能性があります。

男性の病気とHPV(ヒトパピローマウイルス)の関係は、まだ不明な部分が多くあり、感染によってすぐに病気を発症するというわけではありません。また、HPVには100以上の型があり、型によって引き起こす病気が異なることがわかっています。

男性が感染した場合、尖圭(せんけい)コンジローマや、まれに肛門がんや陰茎がん、喉のがんなどが引き起こされることがあります。

尖圭コンジローマは、主に低リスク型(非発がん性、発がん性が低い)のHPV(とくに6型や11型)が原因となります。肛門がんや陰茎がんは、女性の子宮頸がんの発生にかかわるような高リスク型(発がん性がある)のHPV(16型や18型)がかかわっていると推定されています。


ただ、HPVに感染しても自覚症状がないことが多く、いつの間にか体内の免疫力で排出されていくことがほとんどです。しかし、次の感染を予防するほどの十分な免疫は得られないため、感染を繰り返す可能性があります。パートナーとともに感染予防を徹底することをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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子宮頸がん
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