アフタ性口内炎
あふたせいこうないえん

最終編集日:2022/1/11

概要

アフタ性口内炎は口内炎の一種です。アフタとは口腔粘膜にできる灰白色の潰瘍のことで、口内炎は口のなかの粘膜に生じる炎症の総称です。口内炎のなかでもっとも多くみられるタイプで、口腔内や口唇、舌の粘膜や歯肉(歯ぐき)に発症します。大きさは3~5mm程度で痛みがあり、飲み物や食べ物がしみたりします。通常は1〜2週間程度で自然に治りますが、くり返しできるものは再発性アフタ性口内炎と呼ばれます。

原因

アフタ性口内炎の発症原因は、はっきりとはわかっていません。

ウイルス感染や細菌の繁殖、ストレスや疲れによる免疫機能の低下、睡眠不足、ビタミンB2不足などが考えられています。またベーチェット病やシェーグレン症候群など免疫系の疾患が関連しているとの研究もあります。女性の場合は月経前にもできやすくなります。

症状

症状は、口内の粘膜にアフタと呼ばれる直径3~5mmの潰瘍ができます。アフタは境界線がはっきりとした白っぽい浅いくぼみのある潰瘍で、口腔粘膜から歯肉にまで発生します。頬の内側や、舌や唇の裏側、歯肉など、口腔のさまざまな場所にできますが、水疱になることはありません。ひどくなると食事がしみたり、食べ物の刺激による痛みが強く感じられたり、悪化すると出血したりすることもあります。

ほとんどは1~2週間程度で自然に治癒するため、痛みがひどくなければそのまま経過観察します。大きな口内炎が生じると完治までに時間がかかる場合もあります。

アフタ口内炎
アフタ口内炎

検査・診断

まず視診と問診による検査を行います。明らかにアフタ性口内炎とわかっている場合は、それ以上の検査は行いません。ほかの疾患が原因と考えられる場合や、くり返す口内炎の場合、原因となる細菌を特定するための検査やベーチェット病に関する検査を行うこともあります。

1〜2週間で治らず、長引くようなときは口腔がんの可能性もあります。放置せずに医療機関を受診しましょう。

治療

対症療法として、炎症止め、ステロイド軟膏、抗菌薬やうがい薬などが用いられます。多くは1~2週間で完治しますが、痛みが強いときは症状を軽減するために、レーザー照射を行う場合もあります。

痛みがある間は刺激物を避け、栄養バランスが整った食事を心がけ、歯磨きやうがいにより口内の清潔を保つようにします。ベーチェット病の疑いがある場合は、目の病変がないかを調べるために眼科の受診が必要な場合があります。

セルフケア

予防

口内粘膜は繊細でストレスや食事の影響を受けやすいため、予防、または再発防止のために、日常生活を見直すことが大切です。

疲労やストレスの原因を減らし、口腔内を清潔に保ち、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。さらに栄養面では、バランスのよい食事を心がけること、粘膜を保護する働きのあるビタミンB群が不足しないようにすることです。なかでもレバー、うなぎ、納豆、アーモンドなどに含まれるビタミンB2、レバー、マグロ、カツオ、バナナ、にんにくなどに含まれるビタミンB6は、口内炎予防ために効果的です。

監修

新高円寺はっとり歯科医院 院長

服部重信

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