<p><h1>概要</h1><p>鼻血が出たときには、正しい止血を行うことが大切です。</p><h1>受診の目安</h1><p><h3>救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診</h3><p>・大量に出血し、なかなか止まらない<br>・血がのどに入り込み、呼吸困難を起こしている</p><br><h3>医療機関を受診</h3><p>数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。<br>・鼻血が止まるまでに15分以上かかった<br>・短い期間に鼻血をくり返す<br>・鼻血のほかに、歯ぐきの出血や皮下出血がみられる</p><br><h3>様子をみる</h3><p>・鼻血が止まり、その後は落ち着いている</p></p><br><h1>セルフケア</h1><p>鼻血が出たときには、血がのどに流れ込まないようにすることが重要です。まず椅子に座ってうつむき加減の姿勢をとり、指で小鼻をつまんで5分程度圧迫します。血がなかなか止まらない場合は鼻の中にガーゼを詰め、ぬらしたタオルや氷のうなどで鼻を冷やしましょう。血が口の中に流れ込んだ場合には洗面器などに吐き出します。<br>仰向けになる、頭を後ろへそらせる、首をたたくなどの方法は逆効果になるのでやめましょう。<br>血が止まったらしばらく安静な状態を保ち、鼻をかんだり鼻の中を触ったりしないようにします。鼻の中には細い血管が密集しているため、出血しやすく、ほとんどの鼻血は一過性のものですが、出血が15分以上止まらない、たびたびくり返す、などの場合には血液や鼻の病気が疑われます。医療機関を受診しましょう。</p></p>

鼻血が出た

<p><h1>概要</h1><p>鼻に異物が入ったときには、入っていないほうの小鼻を押さえて強く鼻をかみます。</p><h1>受診の目安</h1><p><h3>救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診</h3><p>・強い痛みや出血がある<br>・激しいせきが出ている<br>・呼吸が苦しい</p><br><h3>医療機関を受診</h3><p>数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。<br>・異物が入っていたほうの鼻に痛みや腫れがみられる<br>・悪臭を伴う鼻水が出る</p><br><h3>様子をみる</h3><p>・異物が取れ、その後は落ち着いている</p></p><br><h1>セルフケア</h1><p>鼻に異物が入ったときには、異物が入っていないほうの小鼻を指で押さえ、口を閉じて勢いよく鼻をかみます。1回で除去できない場合には何回かくり返してみましょう。この方法で異物を除去できなければ無理に取り出そうとせず、耳鼻咽喉科を受診します。ピンセットや指で取り出そうとすると、かえって奥へ押し込んでしまう場合があり、鼻の内部を傷つけたり、異物が気道に詰まったりする恐れがあります。<br>大人の場合、鼻に異物が入るのはほとんどが不可抗力によるものですが、子どもの場合には自分でおもちゃなどを鼻に入れてしまうことがあります。入れたものを取り出せずに放置しているケースも多く、その場合には片方の鼻詰まりが続く、異臭のする鼻水が出るなどの症状が現れます。<br>異物が入って時間がたっている場合には耳鼻咽喉科へ連れていき、除去と治療をしてもらいましょう。</p></p>

鼻に異物が入った

<p><h1>概要</h1><p>鼓膜が破れてしまったら、タオルなどで耳を保護して耳鼻咽喉科を受診します。</p><h1>受診の目安</h1><p><h3>救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診</h3><p>・片方の耳がまったく聞こえない<br>・耳に強い痛みがある<br>・回転性のめまいやふらつきがある<br>・吐き気や嘔吐、頭痛などの症状がある</p><br><h3>医療機関を受診</h3><p>数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。<br>・耳が聞こえにくい<br>・耳鳴りがする<br>・耳に水がたまったような感覚がある<br>・耳からの出血がある<br>・うみのような耳だれが出る</p></p><br><h1>セルフケア</h1><p>耳への殴打や衝突、飛行機への搭乗やダイビングなどによる気圧の変化、綿棒などを使った耳掃除などが原因で鼓膜が破れることがあります。鼓膜が破れると突然の痛みとともに耳鳴りが起こり、聞こえにくくなります。<br>鼓膜が破れてしまったら、清潔なタオルやガーゼなどで耳を覆って保護し、耳鼻咽喉科を受診しましょう。鼓膜は再生能力が高いため自然治癒する場合も多くありますが、鼓膜に開いた穴がふさがるまでには1カ月以上の時間がかかります。また、鼓膜が破れた際に、耳小骨という耳のなかの骨が外れてしまったり、鼓膜の破裂が原因で中耳炎などの感染症を発症したりすることもあります。とくに鼓膜が破れた側の耳がまったく聞こえない、めまいやふらつき、嘔吐などの症状がある場合には早急に治療する必要があります。</p></p>

鼓膜が破れた

<p><h1>概要</h1><p>耳に異物が入ったときには、入ったものに応じた方法で除去を試みます。</p><h1>受診の目安</h1><p><h3>救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診</h3><p>・破片などのとがったものが耳に入った<br>・昆虫などの生き物が入って除去できない<br>・耳から出血している<br>・耳に強い痛みがある</p><br><h3>医療機関を受診</h3><p>数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。<br>・耳が聞こえにくい<br>・耳鳴りがする<br>・耳に水がたまったような感覚がある<br>・うみのような耳だれが出る</p><br><h3>様子をみる</h3><p>・異物が取れ、その後は落ち着いている</p></p><br><h1>セルフケア</h1><p>耳に異物が入ったときには、まず入ったものに応じた方法で除去を試みます。虫が入った場合には入ったほうの耳を上にし、懐中電灯などの光をあてて誘い出す、ぬるま湯を少しずつ耳に注いで浮き出させる、などの方法で虫が自然に出てくるのを待ちます。ゴミや水が入った場合には入ったほうの耳を下にして片足で跳び、振動によって異物を振り落とします。<br>そのほか、耳掃除の際に綿棒の先が抜けて耳の中に残ってしまったというケースもよくみられますが、どの場合にもピンセットなどを使って無理に取り出そうとしてはいけません。耳の中を傷つけて感染症を起こしたり、異物を奥へ押し込んでしまったりする原因になります。<br>前述の方法で除去できなかった、ガラスの破片など、動かすだけで耳を傷つける恐れのあるものが入った場合には、耳鼻咽喉科を受診して除去してもらいましょう。</p></p>

耳に異物が入った

<p><a href="/disease/134">かぜ</a>や<a href="/disease/110">花粉症</a>などによる<a href="/symptom/130">鼻水</a>や<a href="/symptom/129">鼻づまり</a>の症状も、長引くときは要注意。副鼻腔炎を引き起こしている可能性があります。副鼻腔炎の患者数は、年間約100～200万人といわれ、約100人に1人の割合になります。単なる鼻水・鼻づまりと放置せず、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。特に<a href="/disease/109">アレルギー性鼻炎</a>や喘息のある人は、副鼻腔炎になりやすいばかりか、副鼻腔炎になると慢性化して治りにくくなるので注意が必要です。</p><br/><p>●副鼻腔炎とは</p><p>副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔という空間に侵入したウイルスや細菌に感染することによって、炎症や膿が生じる病気です。ウイルスや細菌に感染して副鼻腔の粘膜が腫れると、十分に空気が届かなくなり、副鼻腔内で鼻水や膿がたまって細菌が増え、炎症がさらに悪化します。</p><p>多くは、かぜをひいたときにウイルスや細菌に感染して発症しますが、花粉などによるアレルギー性鼻炎があるとさらに悪化します。代表的な症状は、粘度のあるドロドロした鼻水、鼻づまり、頭痛、額や鼻周囲の痛みや重苦しさです。</p><p>こうした副鼻腔の炎症による症状が、１カ月以内で治まれば「<a href="/disease/809">急性副鼻腔炎</a>」、３カ月以上続く場合は「<a href="/disease/493">慢性副鼻腔炎</a>」と診断されます。急性副鼻腔炎から慢性副鼻腔炎へ移行してしまうと、常に粘度のある鼻水や鼻づまりがあり、臭いがわかりづらくなることもあります。重症化すると、目の奥の痛み、奥歯の痛みなどの症状が現れたりします。さらに放置すると、鼻茸（はなたけ）というポリープができて鼻づまりがさらにひどくなることもあります。</p><p>慢性副鼻腔炎のほとんどはウイルスや細菌によって起こるものですが、最近では白血球の一つである好酸球が副鼻腔で炎症を起こす「好酸球性副鼻腔炎」も増えています。好酸球性副鼻腔炎は<a href="/disease/494">嗅覚障害</a>になりやすく、<a href="/disease/141">気管支喘息</a>を起こしたり悪化させたりすることもあります。</p><br/><p>●副鼻腔炎の治療法</p><p>ウイルスや細菌感染による副鼻腔炎の治療では、細菌の増殖を抑え、抗炎症作用のあるマクロライド系抗菌薬が使われるのが一般的です。この薬を少量、長期間服用することで症状が改善していきます。しかし、薬で改善しない場合は、ポリープや腫れた粘膜を切除する手術が検討されます。</p><p>急性副鼻腔炎のうちに薬を服用すれば、ほとんど完治します。しかし、慢性副鼻腔炎になると治療に時間がかかるので、鼻水や鼻づまりが続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。</p><br/>

長引く鼻水・鼻づまりは副鼻腔炎かも

<p>私たちは、鼻から吸い込んだ「におい物質」を鼻の奥にある感覚細胞がキャッチすることで、においを感じています。たとえば、かぜを引いたり、花粉症になると、においに鈍感になるのは、鼻づまりで吸った空気（におい物質）が鼻の奥の感覚細胞に届かなくなるからです。</p><br/><p>もし、鼻づまりがないのに、自分だけがにおいを感じにくいなどの変化があったときは、注意が必要です。</p><p>これにはいくつかの原因が考えられますが、もっとも多いのは、ウイルス感染によるものです。かぜやインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などにかかると、鼻の粘膜に炎症が起こり、一時的に神経が障害されることでにおいを感じにくくなります。</p><p>また、ストレスによって嗅覚に障害が生じることもあります。</p><br/><p>においの感じ方に不安があったときは、まず耳鼻咽喉科を受診してください。治療が必要な場合は、薬物療法などが行われます。早期回復のためにも、早めの受診がおすすめです。</p>

においの感じ方に違和感があったら？

<p>季節の変わり目は、不調を感じやすいときです。</p><p>とくにこの時期「めまい」で悩む人が多い傾向があります。めまいには次のような原因が挙げられます。</p><p>●耳が原因</p><p>・内耳（耳の内部）の変化</p><p>・前庭神経（からだのバランスを調整する神経）の変化</p><p>●脳が原因</p><p>・脳の障害</p><p>・脳腫瘍</p><p>●首が原因</p><p>・頸椎（けいつい）の変化</p><p>・椎間板ヘルニア</p><p>●そのほかの原因</p><p>・貧血</p><p>・自律神経（ストレス）</p><p>・更年期障害</p><p>・加齢</p><p>・薬</p><br/><p>めまいの原因の多くは、耳鼻科領域の疾患である場合が多いです。この場合、耳鳴りや難聴、音の聞こえにくさなどを伴うことが多いのが特徴といえるでしょう。</p><p>ただし、からだの半身にしびれや動きにくさ、ろれつが回らない、しゃべりにくいなどの症状が伴う場合は脳障害を疑います。この場合は脳外科の受診が望ましいでしょう。判断がつけられないときは、まずかかりつけ医に相談してみるのも1つの方法です。</p>

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病名

良性発作性頭位めまい症

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