メニエール病
めにえーるびょう

最終編集日:2022/4/1

概要

メニエール病は、めまい、難聴(耳鳴りも含む)をくり返す病気です。内耳のリンパ水腫が原因で起こりますが、その原因はまだわかっていません。30~50歳代で発症することが多い病気です。

めまいは起こさず難聴のみが現れることも多く、「蝸牛型メニエール病」ともいわれています。突発性難聴と似た症状ですが、突発性難聴は1回きりの病気に対して、メニエール病は何度もくり返すことが特徴です。

メニエール症候群という病気と混同されることがありますが、まったくの別疾患です。

病名は、この病気を発見したフランス人医師メニエールの名にちなんでつけられました。


原因

内耳のリンパ水腫が原因で起こる病気ですが、なぜリンパ水腫が起こるかは不明です。ストレスや過労、睡眠不足が引き金となって発症するともいわれています。

症状

めまい、耳が詰まったような違和感、聴力低下、耳鳴りなどの症状が現れます。めまいは突然発生し、10数分〜数時間ほどつづきます。めまいと同時に吐き気を感じることも多く、嘔吐する場合もあります。さらに難聴や閉塞感、圧迫感を感じます。

メニエール病の発作を何度もくり返すと、聴力が徐々に衰えるので注意が必要です。


検査・診断

めまいをひき起こす病気は、メニエール病以外にもたくさんあるため、メニエール病の診断には、聴力検査、眼振検査、グリセロールテスト(リンパ液の排出を促すとされている利尿剤グリセロールを服用し、服用前後で聴力の違いを調べる検査)などを行う必要があります。

治療

メニエール病では、おもに薬による治療が行われます。めまいの発作を抑制する薬、内耳のリンパ水腫を改善する薬が処方されます。

ほかにも症状にあわせて、吐き気や嘔吐を抑える薬、精神安定剤などが用いられることがあります。

なかなか治らず、発作をくり返したり、症状がひどくなったりする場合は内耳のリンパ水腫を減圧する手術が検討されることもあります。


セルフケア

予防

メニエール病は、過度のストレス、過労や睡眠不足がつづいた場合に発症しやすいとされています。できるだけ規則正しい生活習慣を取り戻し、心身ともに無理をしすぎない生活を送ることが予防につながります。

監修

耳鼻咽喉科日本橋大河原クリニック 院長

大河原大次

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