ストレスも耳鳴りの原因?

最終編集日:2024/5/27

耳鳴りは、周囲に音がないにもかかわらず、何らかの音が聞こえる聴覚の現象です。症状としては、「キーン」「ピー」という高音や、「ゴー」「ザー」という低音など不快な音が聞こえます。


●ストレスで耳鳴りが生じることも

耳鳴りが生じる原因はさまざまです。加齢による耳の機能低下や突発性難聴などの病気だけでなく、イヤホンで大音量の音楽を聴いたり、ストレスや疲労がたまったり、睡眠不足が続いたりなどの生活習慣で引き起こされることがあります。

一般的には、薬物療法、神経ブロック、心理療法などの治療方法がありますが、耳鳴りそのものを改善させる薬はありません。


●日常生活でできること

病気が原因で耳鳴りが起こっている場合はその治療を行います。しかし、病気以外の原因で耳鳴りが起こっている場合は、耳鳴りによる精神的な苦痛、生活への支障を改善させる対症療法がとられます。


・音楽療法

耳鳴りがひどくなる静かな環境を避けて、音が豊かにある環境を作ります。静かな環境で耳鳴りが気になるときに音を使用するのです。音楽やテレビ、ラジオなどを使用し、音量は耳鳴りが少し聞こえる程度の小さな音に調整します。これによって耳鳴りが気にならなくなることがあります。


・ストレッチ

肩こりや首のこりを改善するためのストレッチは、耳鳴りの改善につながることが期待されます。


・ストレスの解消

スポーツや趣味の活動、気の合う友人とのおしゃべりなど、自分なりのストレス解消法を楽しむことで、ストレスよる耳鳴りの改善が期待できます。


・耳を休める

大きな音を聞き過ぎないこと、ヘッドホンやイヤホンで聞くときは音量をセーブして1時間経ったら聞くのをやめて耳を休めるように心がけましょう。


・十分な睡眠

睡眠不足が自律神経を乱して耳鳴りの原因になることもありますので、夜更かしを避け十分な睡眠をとるようにしましょう。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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