鼻水

最終編集日:2024/1/19

概要

鼻水が出る場合には、それがどんな鼻水であるかを観察してみることが大切です。鼻水のタイプによって原因も異なります。


●黄色や緑色のどろりとした鼻水

黄色っぽくうみのような鼻水が出る場合は、それが幼児なら鼻腔内異物、大人なら急性副鼻腔炎の可能性があります。幼児が鼻のなかに異物を入れてしまっている場合、時間の経過とともに鼻水から異臭が生じることがあります。


●サラサラした水のような鼻水

水様性の鼻水が出る場合は、かぜによる急性鼻炎またはアレルギー性鼻炎である可能性があります。それぞれに特有の症状が現れるため、比較的原因のわかりやすい鼻水です。


●透明で粘り気のある鼻水

粘液性の鼻水が出る場合は、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎の可能性があります。


●血液の混じった鼻水

血液の混じった鼻水が出て異臭がする場合には、鼻腔がんや副鼻腔がんのサインである可能性があります。片方にだけ鼻づまりがある、目が突出してきた、頰が腫れているなどの症状を伴う場合には早急に医療機関を受診する必要があります。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・子どもが高熱を出している

医療機関を受診

・子どもの鼻水から異臭がする

・黄色や緑色のどろりとした鼻水が出る

・透明で粘り気のある鼻水が出る

・血液の混じった鼻水が出る

・鼻水から異臭がする

・かぜやアレルギーがないのに鼻水が止まらない

様子をみる

・かぜをひいている

・水のような鼻水が出る

セルフケア

鼻水のタイプにより原因が違います。よく見極めて心配なときは早めに受診しましょう。

考えられる病気

監修

湘南医療大学 副学長 茅ヶ崎中央病院

喜多村健

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