レンメル症候群
れんめるしょうこうぐん

最終編集日:2022/4/5

概要

レンメル症候群とは、十二指腸憩室(十二指腸の壁の一部が袋状にふくらむ病気)が胆管や膵管を圧迫して黄疸や膵炎などをひき起こす状態です。

十二指腸は胃で消化された食物が最初に送られる場所で、ここで胆汁や膵液と混ざり合って分解されます。その胆汁と膵液を排出する場所に憩室ができると胆管や膵管は圧迫され、閉塞状態になることで発症します。

抗生剤の投与で症状が改善することが多いのですが、再発の可能性が高く手術になる場合もあります。


原因

十二指腸には食物を消化するのに必要な胆汁を排出する胆管と膵液を排出する膵管が合流して、十二指腸下行部にあるファーター乳頭から排出されます。その付近に憩室ができると胆管や膵管は圧迫されて閉塞状態となり、レンメル症候群を発症します。

胆汁や膵液の流れに障害が起こり、胆管炎や膵炎などをひき起こします。


症状

レンメル症候群の症状は、胆管や膵管を圧迫することで起こります。そのため胆汁や膵液が排出できなくなり、胆管炎や膵炎をひき起こします。

具体的な症状としては、腹痛や発熱、黄疸などがあります。膵炎を発症している場合には、背中に痛みを感じることもあります。


検査・診断

レンメル症候群では胆管炎や膵炎を発症するため、血液検査で異常が認められます。胆石症と似た症状が出る場合があるため、CT検査やMRI検査を行い、結石の有無を確かめるとともに、十二指腸に憩室ができていないかどうかなどを観察して、診断します。

治療

レンメル症候群は、抗生剤を投与することで症状が改善することが多い疾患ですが、再発の可能性が高く、手術となることもあります。手術方法には、バルーンカテーテルによる狭窄部拡張手術、内視鏡的乳頭括約筋切開術などがあります。

セルフケア

療養中

抗生剤の投与で、症状の改善がみられることが多いものの、再発の可能性が高いという一面もあります。医師と十分に相談し、手術による治療も検討しましょう。

監修

鳥居内科クリニック 院長

鳥居明

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