まぶたのけいれん
最終編集日:2024/1/19
概要
突然まぶたの一部が、ピクピクとけいれんを起こすことがあります。原因はわかっていませんが、目の疲れ、ドライアイ、ストレスなどが要因になっていると考えられています。ほとんどがしばらくすると自然に回復しますので、心配する必要はありません。
ただし、まぶたのけいれんが、顔の左右片側や全体に広がる場合は治療が必要となります。目が開けにくくなったり、まぶしさで目を開けていられなくなり、けいれんが顔面に広がります。
まれに外科手術を行うこともありますが、対症療法としてボツリヌス療法が行われています。けいれんしている部分にボツリヌス注射をして、一時的に症状を軽くする治療法です。
受診の目安
救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診
・まぶたから始まったけいれんが全身に広がった
医療機関を受診
・まぶただけでなく、ほおや口周りにもけいれんが広がった
・おさまってはまたけいれんする状態がつづいている
・日常生活に支障が出ている
様子をみる
・けいれんはすぐにおさまる
・たまにけいれんするが、日常生活に支障はない
セルフケア
日頃から目の疲れやストレスをためないように注意することが症状を抑えることにつながると考えられています。眼瞼ミオキミアなど良性でも、症状が気になる場合は漢方薬などで改善することも多いので、あきらめずに受診しましょう。
考えられる病気
監修
寺下医学事務所
寺下謙三