Question

右まぶたのけいれん。右頬も引きつるように

右まぶたのけいれんで耳鼻咽喉科へ行き、紹介された脳神経外科でMRI検査を受けて経過観察となりました。しかし、数年経った今も症状があり、右頬も引きつるようになったため人前に出るのがつらいです。改めて受診を考えており、何科がよいですか?

男性/40代

2024/03/18

Answer

まぶたや頬など顔に起こるけいれんは、顔面神経が何らかの原因によって亢進し、顔の筋肉が発作的かつ反復的に収縮するときに起こる症状です。はっきりとした原因は解明されておらず、大半は顔面神経が血管によって圧迫されるためではないかと考えられています。


症状が治まらない場合やひどくなる場合は、脳などの大切な臓器に異常がないかどうか、念のためMRI検査やCT検査などがすすめられることもあります。

顔にけいれんの症状がみられる場合、安定剤や抗コリン剤の内服、ボトックスによる治療が行われますが、心因性の要因が強いとボトックスによる治療の効果が出にくい場合もあるようです。また、さまざまな治療を試しても症状に広がりがみられる場合には、神経や血管への圧迫を軽くする手術が検討されることがあります。


ただし、顔の筋肉のけいれんは、疲れや精神的な緊張、ストレスなどで症状に変化が起こりやすく、症状に広がりがみられることもよくあります。パソコンなどの作業をする際は1時間に5~10分ほどの休憩をとる、睡眠を6時間以上とるなど、休養やリラックスできる時間を確保するように心がけるとよいといわれています。


受診は、神経内科専門医が在籍する医療機関がよいと思われます。以前に受診し、MRI検査を受けられたようですが、もし結果データをお持ちなら、念のため携行されるとよいでしょう。受診の際は、今までの症状の変化や受けられた検査などについて詳しくお話しください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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