Question

メニエール病の治療効果が感じられない

1カ月ほど前、強いめまいがあり、耳鼻科でメニエール病と診断されました。薬を服用しても再びめまいや耳鳴りが起こり、主治医に相談したところ、聴力を上げる薬は3週間以上出せないとのこと。そのため、心身の回復を気長に待つようにいわれたものの、このまま治療を続けて大丈夫でしょうか?

男性/50代

2023/06/17

Answer

メニエール病は、音や頭の動きを感じる器官がある内耳のリンパ腔という管内の水圧が高まることが原因で起こる病気です。内リンパ水腫といい、水ぶくれの状態と考えられています。


この病気は、めまい発作とともに難聴、耳鳴り、耳の閉塞感などの症状を伴い、激しいめまいが起こる発作を繰り返します。症状はめまい発作時に増悪し、めまいがなくなると軽快します。めまい発作の起きている期間を発作期、めまいの治まっている期間を間歇(かんけつ)期と呼びます。発作は、1週間に1回程度から、数カ月に1回程度まで多様です。発作期の治療はめまいの軽減と、急性難聴への対策です。間歇期では、めまい発作の予防が治療の主体となります。


めまい発作はストレス、過労、睡眠不足などが誘因となることが多く、規則正しい生活とこれらの誘因をできるだけ回避することが必要です。発作の予防には薬物治療を中心とした保存的治療があり、場合によって漢方治療が有効な場合もあります。

経過中に難聴が悪化した場合には、ステロイド治療を行います。悪化した場合はできるだけ早期の治療が必要です。


ご相談者の場合、発症して1カ月程度なので、メニエール病の病状は、まだ変動している状態と思われます。発作を繰り返すと難聴が増悪し、めまいや耳鳴りの症状なども悪化し、症状が続くこともあります。現時点では発作の予防が第一の対策と思われます。


今後の治療について焦りや疑問を持つことは、経過から当然のことと思いますが、ひとまず主治医の考える治療方針を再度確認してみてはいかがでしょうか。そのうえで日常生活の注意点、悪化したときの対処方法などを相談するとよいでしょう。

それでもなお、主治医の治療方針に疑問がある、納得できないなどがあれば、上位の医療機関(現在の通院先が診療所であれば総合病院、病院であれば大学病院)を受診することを検討するのも1つの方法です。


まずは、納得のいく治療が受けられるよう、疑問や不安に思うこと、治療を受けるメリットやリスクなどについて、主治医とよく相談してみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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