発熱

最終編集日:2024/1/19

概要

発熱とは一般に体温が37.5℃以上ある状態を指します。何かしら異常が起きていると考える必要がありますが、37℃なら大丈夫で、38℃、40℃なら重症だと一概にはいえません。体温だけに惑わされず、体調をしっかり確認することが大切です。水分がとれない、呼吸が浅い、意識が薄れるなどの症状があれば、体温に関係なく医療機関への受診が必要です。

41℃以上の発熱がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。一般に41.5℃以上になると、熱そのものがからだに有害となる可能性があります。

発熱時にみられるほかの症状には、熱感、全身の倦怠感頭痛、筋肉痛、関節痛、けいれんなどがあります。状態が悪くなると、こうした症状がさらに強く感じられるようになります。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・体温が40℃以上である

・38℃以上の高熱が数日間つづいている

・顔色が悪く、ぐったりしている

・呼吸困難を起こしている

・精神症状やひきつけを起こしている

医療機関を受診

・発熱はつづいているが元気はある

・休養しても発熱や寒気が治まらない

・嘔吐や下痢症状がある

・食欲があまりない

様子をみる

・一日休養をとったら熱が下がった

・解熱剤で熱が下がった

・元気も食欲もある

セルフケア

発熱しているときは、できるだけ安静にして、休養をとります。寒気がある場合は保温し、寒気がおさまったら氷のうなどで額などを冷やすと楽になります。発汗や呼吸によって失われる水分を補給し、栄養価の高い食べ物をとることが大切です。

発熱はよくある代表的な症状です。コロナ禍でも「発熱」はキーワードになりました。血圧や体重と同様に、日頃からご自身の平熱も意識しておくことが大切です。

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監修

寺下医学事務所

寺下謙三

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