カンピロバクター食中毒にならないための注意点とは

2025/06/25
カンピロバクターによる食中毒にならないために、注意したほうがいいことを教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
カンピロバクターによる食中毒は、近年日本で発生している細菌性食中毒の中で最も多く、年間約300件、患者数は2000人ほどであると報告されています。発生のピークは5~7月ですが、年間を通して発生します。
生肉や加熱不十分な肉(特に鶏肉や鶏レバーなど)の摂取、菌がついた調理器具や手指を介して汚染された食事を摂取することで感染します。また、感染者の糞便処理での接触感染や、ペットからの感染、殺菌されていない井戸水や湧き水から感染することもあります。
カンピロバクター食中毒にならないための注意点をご紹介します。
●生肉に触ったあとや、ペットと触れ合ったあとは、しっかりと手を洗う。
●生肉は、75℃以上で1分間以上、中心までしっかりと加熱調理する。
●生肉の汁や、生肉に使用した調理器具が、調理済みの料理に触れないようにする。
(調理器具は使用したらすぐに洗い、洗ったあとは熱湯をかけると消毒効果があります。)
●生肉を保存する際には、肉や肉の汁がほかの食品に触れないよう、容器に入れラップやふたをする。
●殺菌されていない井戸水や湧き水を飲まない。
●ペットの感染防止のため、健康面・衛生面の管理を徹底する。


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