子どもの発熱は熱中症の症状？

子どもが発熱をした場合、一般的に疑われるのは、さまざまな感染症です。ご相談者のお子さんの場合は、発熱前に外出をしていて、咳や発疹など発熱以外の感染症を疑う症状が現れていないことから、熱中症による発熱の可能性もあるかと思われます。

子どもは体温調節機能が未熟といわれています。また、発熱が長期間におよぶと、体力が低下して感染症を合併する場合もありますので注意が必要です。

熱中症が疑われる場合の対処方法をご紹介します。

●ゆるめで通気性がよい衣服にして、熱の放散を助ける。

●室温を調整する（エアコンや扇風機を使用する）。

●タオルで包んだ保冷材や氷のうで、首、わきの下、鼠径部（足の付け根）などを冷やす。

※嫌がる場合や寒がる場合は無理をしない。

※熱吸収シートや氷まくらで頭だけ冷やしても体温は下げられないので注意。

●水分を十分に摂取する。

これらの対応をしていても体温が下がらない状態が続く場合は、医療機関への受診をおすすめします。