サイトメガロウイルス肺炎

さいとめがろういるすはいえん

最終編集日:2022/1/11

概要

サイトメガロウイルスはヘルペスウイルスの一種で、免疫機能が正常に働いていれば感染しても大事に至ることのないウイルスです。

サイトメガロウイルス肺炎は免疫力が著しく低下した状態の人がサイトメガロウイルスに感染したときに発症する病気です。エイズにかかっている人や臓器移植を行った人などに発症率が高いとされています。

原因

原因となるサイトメガロウイルスは、感染者の母乳、尿、唾液などに含まれています。これらに接することで感染します。感染しても、正常な免疫機能をもつ人が発症することはありません。

ただし人がもともともっている免疫機能によってサイトメガロウイルスが死滅することはないため、その後も長期間にわたり体内にウイルスが潜むことになります。

症状

発熱せきがおもな症状です。重症化すると呼吸困難の症状が現れることもあります。筋肉痛、頭痛、倦怠感などの症状がみられることもあります。

検査・診断

胸部X線検査、CT検査、たんや気管支肺胞洗浄で採取した検体の顕微鏡検査などを行います。サイトメガロウイルスは多くの人が持っているため、尿や唾液から検出されてもそれだけでは肺炎の根拠とはなりません。そのため細胞検査や感染細胞の検出が必要になります。

治療

抗ウイルス薬による治療を行います。

重症の人には酸素投与や人工呼吸器を使用する処置がとられることもあります。

セルフケア

予防

免疫力を低下させないよう、規則正しい生活を心がけることが大切です。免疫力が低下している状態にあるときには、人混みを避け、マスク、手洗いを励行します。せきや発熱がつづく場合には、医療機関を受診しましょう。

監修

千葉大学病院 呼吸器内科 特任教授

巽浩一郎

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