手足・関節の痛み

最終編集日:2024/1/19

概要

関節はからだをスムーズに動かすためにとても重要で、とくに手足の関節は酷使されやすい器官でもあります。そのため炎症を起こしやすく、その原因も感染、けが、アレルギー、代謝異常などとさまざまです。


●使いすぎによる痛み

手を酷使する仕事や生活をしている人が発症する病気には、五十肩、膝関節症、アキレス腱周囲炎、筋肉痛などがあります。また運動選手では野球ひじ、テニスひじなどと呼ばれる関節炎を発症することが多くみられます。


●急性の痛み

急性の関節痛の代表として、足の親指に激痛が走る痛風発作があります。体質に加え、高カロリー食やアルコールのとりすぎで関節に尿酸がたまり炎症を起こします。

高熱とともに関節が腫れ、動かすことができないほどの激痛が起こる場合は、化膿性関節炎も考えないといけません。感染症によって体内に入った細菌やウイルスが繁殖し、関節に入って炎症を起こしたものです。関節の痛みとともに高熱や寒け、震えなどがある場合には、できるだけ早く医師の診察を受けることが重要です。


●慢性の痛み

老化による関節の衰えが顕著な部位はひざです。全体重がひざの関節にかかり、こすれ合っているため、異常を起こしやすいのです。徐々に変形して痛みが現れるのが変形性膝関節症です。

痛みをがまんして動かしていると、関節が腫れ、熱をもってきます。いわゆるひざに水がたまるという状態で、これを関節水腫といいます。

動かしていないのに指や手、ひざなどが腫れて痛む症状は関節リウマチや膠原病が疑われます。

手足の指などの関節の上に硬いしこりができることがあります。これは良性の腫瘤でガングリオンといい、痛みを感じないケースもあります。注射器で内容物を取り除くこともできますし、手術で切除することもできます。手の指関節のできるへバーデン結節、ブシャール結節と呼ばれる女性に多い病気もあります。


また、ねんざをしてなかなか治らず、腫れがひどく痛みがとれなかったり、関節がガクガクしたりするときは、骨折や靱帯の損傷が考えられます。そのままにしておくと関節の痛みが治らず、変形性関節炎になってしまうことがあります。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・関節の痛みと高熱で動けなくなっている

医療機関を受診

・テニスの練習をしたらひじが痛くなった

・足の親指に激痛が走り動けない

・手指の関節に硬いしこりができている

・ひざが痛くて治らない

様子をみる

・ねんざをしたが安静にしていたらよくなった

・たまに肩の関節が痛くなる

セルフケア

関節の痛みは加齢のせいと放っておくケースも多くありますが、早めに治療すると進行を食い止めることができます。また痛みに、発熱やしびれ、麻痺などが併発することがあればできるだけ早く医師の診察を受けて原因を特定し、治療を始めることが必要です。

考えられる病気

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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