足底筋膜炎が治ったら立ち仕事を再開してもよいか？

足底筋膜炎の症状が落ち着いたあと、長時間の立ち仕事を再開した場合、再発のリスクはあると思われます。ただ、足のケアを行うことで、再発の予防につなげることは可能です。

一般的な再発予防として、腱の緊張を軽減する靴の着用と、ストレッチによる腱の柔軟性改善が有効といわれます。

靴は自分の足に合うものを選び、インソール(足底板)を使用することがすすめられます。

また、足の指から足首にかけて反らすストレッチを行います。手でかかとを持ち、反対の手で足の指を足底に対し90度程度の角度になるように反らせます。10回を1セットとして1日3セット以上を目安に行います。

足底筋膜炎の多くは、靴が合わなかったり、立ち仕事やスポーツなどでの足の使いすぎが原因で起こります。長時間歩いたり立ったりすると痛みが強くなるため、痛みがあるときにはできるだけ安静にすることが大切です。また、ほとんどの場合、特に治療をしなくても、1年ほどで自然に痛みが治まりますが、痛みが強い場合は治療を行います。

足のケアを継続して行っても症状の改善がみられない場合は、整形外科の主治医へ症状の経過や治療について相談されることをおすすめします。