足の裏が痛いのは、何が原因?

女性/50代
2025/05/01

少し前から、朝起きて立ち上がるときなどに、足の裏に痛みを感じて気になっています。ケガなど、思い当たることはないのですが、何が原因でしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

一般的に、足の裏の痛みが続く疾患として最も患者数が多いといわれているのは、足底筋膜炎(足底腱膜炎)です。これは、足の裏にある足底筋膜が炎症を起こしている状態です。立ち仕事やスポーツなどで足の裏に継続して強い負担がかかることで起こり、かかとを中心に痛みが現れます。過度な負担のほかに、加齢による筋力低下、足底筋膜の柔軟性が低下して硬くなることも原因であるといわれています。 

朝起きたとき、座っていたあとなど、しばらく動いていない状態から足底に体重をかけたときに症状が現れやすく、歩いたり足裏を押したりすると痛みや突っ張り感があります。放っておくと、少しずつ痛みが増していく場合もあるので注意が必要です。


また、一般的に足の痛みは、骨や筋肉、血管に関連して起こるものなど、さまざまな原因が考えられます。骨や筋肉、関節の周囲は、骨をつないでいる靱帯と呼ばれる線維、関節を包んでいる関節包、関節包の内側にある薄い滑膜など、複数の組織で構成されています。歩きすぎやスポーツなどで酷使すると、これらの運動器に障害が起こることがあります。血管に原因がある場合は、痛みのほかに、しびれや冷感、皮膚の血の気がなくなる、脈がふれなくなるなどの症状が現れることがあります。


症状が長引いたり、強くなったりする場合、また痛み以外の症状を伴う場合は早めの受診が必要です。痛みの原因を特定し、適切な治療を受けられるようおすすめします。受診する診療科は、整形外科がよいでしょう。


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