更年期の女性に多いメノポハンドの症状とは

女性/40代
2025/05/07

更年期の女性に多いという「メノポハンド」とは、どんな症状が現れるのでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

更年期に発症する手指のさまざまな症状を、「メノポハンド」(更年期手)と呼んでいます。

一般的には45歳頃から55歳頃、更年期による心身の不調で悩まれる方も少なくありません。起こる症状はさまざまでその程度も個人差が大きいですが、その中でも、多くの女性が悩んでいるのが手指の症状であると報告されています。


近年の研究で、メノポハンドには女性ホルモンが深く関わっていることがわかってきました。

更年期に入ると、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急激に減少します。

エストロゲンが減少することで、関節の周囲にある滑膜という組織が腫れ、炎症を起こしやすくなるといいます。それに伴い、手指の関節の腫れや痛み、しびれ、こわばりなどの症状を引き起こします。


一般的には更年期以降、加齢とともに滑膜の腫れや炎症はひどくなるといいます。放置して悪化してしまうと、腱鞘炎手根管症候群などのさまざまな疾患を引き起こす可能性があります。手指に気になる症状が現れたら、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。


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