3歳児のかぜ。5日経っても微熱・せきが続く

かぜ症候群（かぜ）のおもな症状は、くしゃみや鼻水・鼻づまりなど鼻の症状、のどの痛みなどの咽頭症状で、発熱や頭痛、全身の倦怠感が起こる場合もあります。炎症が下気道（気管、気管支、肺部分）にまで波及すると、せきやたんの症状が出現します。

通常これらの症状は、感染から1～3日後に現れます。のどの痛みや鼻の不快感から始まって、鼻水やくしゃみに移行しますが、個人差が大きく、いつも決まった症状とは限らないのが特徴です。

一般的に、治療を始めて7～10日で回復しますが、せきだけ数週間残る場合もあります。また、これらの症状はかぜ以外の疾患でもみられることがあり、なかなか回復しない場合は、ほかの病気の可能性も考えられます。

かぜなどの感染症は、休養、水分補給、消化のよい食べものをとることで、通常は2～3日以内に熱が下がり、ほかの症状も軽くなる、または消失していきます。お子さんの場合、夜に眠れない状況や症状が5日も続いているので、再度、かかりつけ医に受診されると安心でしょう。