赤ちゃんが激しく泣く

最終編集日:2024/1/19

概要

時間や場所にかかわらず赤ちゃんは突然泣き出します。ほとんどの親には、いくらあやしても泣きやまずに困った経験があるでしょう。

泣くことは、言葉を話すことができない赤ちゃんにとって唯一のコミュニケーション手段です。痛み、不安、空腹、温度による不快、おむつの汚れ、排尿・排便など、どんなことも泣くことで伝えようとします。不満を紛らわすとき、疲れたときなどにも泣くといわれています。

生後6〜8週をピークに以降は徐々に落ち着いていきますが、個人差もあります。

よくみられるケースとしては、疝痛(コリック)と呼ばれる消化器の不快感から激しく泣くことがあります。赤ちゃんの疝痛は原因がはっきりしないままつづくケースも多くありますが、成長とともに収まっていく場合がほとんどです。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・38℃以上の発熱がある

・下痢や嘔吐をしている

・血液の混じった便が出た

・お乳やミルクを飲まず、ぐったりして元気がない

・ひどい脱水症状がある

医療機関を受診

・いつもより体温が高い

・発疹や口内炎がある

・食欲があまりない

・あやしても元気がない

様子をみる

・泣きやむといつもどおり元気になる

・食欲がある

・しっかり眠っている

セルフケア

あまり感情的にならずに接することが大切です。注意が必要なのは、これまでに経験したことがないほどの激しい泣き方をしたり、逆に弱々しかったりする場合です。こうした場合はかかりつけ医に相談する、救急車を呼ぶなどの対応が必要になります。

考えられる病気

監修

川崎医科大学 小児科学教授

中野貴司

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