赤ちゃんが泣いたり泣きやんだりを繰り返す

なかなか判断に迷う状況だと思います。夜中にでも病院に行ったほうがよい、つまり何時間も待つべきでないのは、腸重積である場合でしょう。腸重積の症状は、粘血液（粘液の混ざった、全体が赤い便）と間歇的腹痛です。腹痛が間歇的に起こるために、赤ちゃんは激しく火がついたように泣き、しばらく続くと静かになり、またそれを繰り返すのです。激しく泣くのは腹痛のためなので、痛がって泣いているのがわかることが多く、また、顔色が悪いなど、ふだんと違います。ただし、6か月ではまだ典型的な腸重積の症状がそろわないこともあるので、これは「ただごとではない」と感じられたら受診したほうが安全です。そのほかの原因で泣いているときは、病気の始まりのこともあるかもしれませんが、緊急に受診しなければならないことはありません。もちろん、泣くだけでなく、別のなにかの症状があればその症状と合わせて判断することが大切です。泣く原因がわからないときには、赤ちゃんを裸にして、全身をすみずみまでよく見て判断してください。