Question

赤ちゃんの泣き入りひきつけ

激しく泣いて、急に手足を縮めて息が止まったようになり、顔が真っ青になりました。その後すぐふつうに戻りましたが、すぐに医者に行くべきでしょうか。明日ではいけませんか。(1歳1か月|男児)

女性/30代

2021/12/21

Answer

乳幼児が激しく泣いたあとに、手足を縮め、あるいは手足をかたくして息を止め、顔が真っ青になることは珍しくありません。短い時間ですが意識が失われたようになり、しかしすぐに戻ります。これは、泣き入りひきつけ、あるいは憤怒けいれんと呼ばれています。熱性けいれんとも少し似ていますが、発熱ではなくて激しく泣いた直後に起こること、「けいれん」のように見える時間が短いこと、すぐに元に戻ることから、区別ができます。泣き入りひきつけは病気と考える必要はありません。繰り返して起こることも多いですがそれによって脳障害が起こるということもありません。ひどく泣き続けるような場合には抱っこしてなだめるなどして泣き入りひきつけを予防できればよいと思います(ただし、必ずしもうまくいきませんが)。そのようなわけですから、泣き入りひきつけとわかれば急いで受診する必要はありません。

回答者

福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長

横谷 進

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