亀頭包皮炎

きとうほうひえん

最終編集日:2022/3/31

概要

陰茎の亀頭と包皮の間に細菌が繁殖、感染し、発症するのが亀頭包皮炎です。

おもに乳幼児や子どもに多くみられる疾患です。ただし、成人でも亀頭が包皮に隠れている包茎、なかでも真性包茎の場合は発症することがあります。


原因

包茎があると、そうでない場合よりもこの病気にかかりやすくなります。仮性包茎よりも真性包茎の場合に、さらに発症率は高まります。原因菌は黄色ブドウ球菌、大腸菌、レンサ球菌などです。カビの一種であるカンジダが原因になることもあります。

こうした菌が繁殖しやすい不衛生な環境も亀頭包皮炎の誘因になります。


症状

亀頭や陰茎、包皮が赤く腫れます。腫れに伴って痛みやヒリヒリ感を感じることがあります。また、真正包茎の場合、陰茎の先端からうみのような分泌物が出ることもあります。

進行すると、潰瘍や鼠径部のリンパ節が腫れることがあります。


検査・診断

問診と視診、触診で診断することができます。血液検査、尿検査などを行うこともあります。

陰茎がんが疑われる場合には、超音波検査やCT検査、MRI検査などの画像検査を行います。


治療

抗菌薬(抗生物質)などを使った治療が行われます。たいてい数日で症状は改善します。

包茎があり、亀頭包皮炎をくり返し発症する場合は、包茎に対する治療を検討することもあります。


セルフケア

療養中

薬による治療で炎症が治まっても、治療をやめるとすぐに再発することが多い病気です。自己判断はせず、医師の指示に従って治療を継続することが大切です。

予防

糖尿病があると、重症化したり何度も再発することがあります。糖尿病のコンロトールは予防のためにも重要です。亀頭や包皮の間に恥垢がたまらないように、常に清潔にしておくことが予防につながります。入浴時にゆるめの湯で亀頭や包皮を傷つけないように、やさしくていねいに洗いましょう。

監修

なかむらそうクリニック 院長

中村聡

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