胃けいれん

いけいれん

最終編集日:2022/3/27

概要

胃けいれんとは、みぞおちの辺りに痛みが発作的に起こる症状のことです。胃壁にある筋肉が異常に緊張することで起こります。

けいれんといっても、実際に胃がふるえているわけではなく、胃がけいれんしているかのように感じるというものです。発作的に現れるため、発症するタイミングは定まっていません。精神的なストレスのほか、 急性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胆嚢炎などの病気が原因で起こることもあります。


原因

胃けいれんの原因としてもっとも多いのは、精神的なストレスです。胃はストレスの影響を受けやすい臓器として知られていますが、急激にストレスを感じたときに胃けいれんの症状が現れることがあります。

症状

胃けいれんは、食べたり飲んだりしたときに、 みぞおち付近に刺し込むような痛みが突然起こります。急に激しく痛み出すのが特徴で、痛みの強さで冷や汗が出たり動けなくなったり、ショック状態になったりするケースもあります。

発作が起きている時間は、数分程度の短い場合から1〜2時間も継続する場合までさまざまです。ほかにも吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振、胃もたれ、胸やけなどの症状が現れることがあります。


検査・診断

まずは問診で胃の痛みの程度など、症状をくわしく聞きとります。

胃の激しい痛みの原因を調べるために、血液検査や上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、超音波検査などが必要に応じて行われ、胃けいれんを起こす原因となる病気がないかどうかを確かめ診断が下されます。


治療

胃の激しい痛みを抑えるために鎮痙剤(ちんけいざい)による治療で経過を観察します。胃酸を抑える薬が使われることもあります。ストレスが原因であることも多いため、安静にしてリラックスするよう指導されます。

セルフケア

療養中

胃けいれんはさまざまな原因から起こります。ストレスが原因の胃けいれんには安静が第一です。ストレスの原因となるものを取り除くことができればいいのですが、簡単にはいかないケースがほとんどです。

まずはからだを休めて、できるだけリラックスできるようにしましょう。がまんできる痛みの場合は、椅子に座って楽な姿勢をとったり、ソファに横になったりして、痛みが治まるのを待ちます。腹部を温めるのも効果的です。

食生活の乱れが原因の場合は、量や質を見直すことで症状が改善されることが少なくありません。揚げ物や脂っこい物、塩分の多い物、唐辛子などの香辛料をたくさん使った刺激の強い料理は控えるようにしましょう。酒を飲む場合は適量を守ることが大事です。

空腹が原因の場合もありますので、胃にやさしい粥ややわらかく煮込んだうどんなど、消化のよいものを少しずつ食べてみてください。どうしても食べられない場合は水分不足に気をつけて、脱水状態にならないように注意しましょう。


監修

鳥居内科クリニック 院長

鳥居明

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