低用量ピルで月経をコントロールするメリットは?
最終編集日:2024/3/25
オンライン処方の普及などもあり、近年、低用量ピルを服用する人が増えています。
低用量ピルは、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が主成分の薬剤です。服用することで排卵を抑制することから、月経をコントロールすることが可能で、月経トラブルの改善をはじめ、さまざまな利点があります。
●ピル服用のメリット
月経周期を安定させること、自分の意思で月経時期をコントロールできることは、女性にとって大きなメリットです。
また、月経量を減らす、月経痛を和らげる、月経前症候群(PMS)を改善する効果もあるため、月経に振り回されることなく日常を健やかに過ごせることは、大きな安心にもつながるでしょう。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん、卵巣がんなどの予防効果もあり、正しい服用によって高い避妊効果を得られることも重要なメリットです。
●ピル服用のデメリット
極めて少ないといわれているものの、低用量ピルにも副作用があります。
性器からの出血、吐き気や頭痛、むくみや胸の張り、気分の落ち込み、特に血栓症のリスクには十分に気をつけなくてはいけません。血栓症のリスクが高くなる人は40歳以上の女性、35歳以上の喫煙者、自身や近親者に血栓症の既往歴のある人、肥満の人などです。リスクが高いと判断された場合は、低用量ピルの処方には定期的な血液検査を必要とすることもあります。また、低用量ピルの服用を続けていると閉経のタイミングを判断しづらくなる場合もあります。
安心して服用を継続するためには、かかりつけの婦人科医と相談しながら定期的に診察と検査を受けておくと安心です。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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