低用量ピル服薬中の不正出血と腹痛。薬を中止すべきか

ホルモン用量の多いピルは、さまざまな副作用が心配されていますが、一般的には、低用量ピルの副作用はきわめて少ないといわれています。とはいえ、気持ちが悪くなる、吐く、めまい、乳房が張る、体重が増える、頭痛、性器からの出血、消退出血、ゆううつ感などの症状がみられることがあり、これら症状の多くは、2、3周期で消失します。しかし、症状が続く場合には、他のピルへの変更などが検討されます。

腹痛については、低用量ピルの副作用だけではなく、消化器系や泌尿器系の疾患、環境の変化などによるストレスなど、ほかの要因で起こることも少なくありません。

自己判断で服薬を中断することは避け、まずは主治医に相談しましょう。不正出血はほかの婦人科系の病気が原因の場合もあります。早めに主治医に相談することをおすすめします。