Question

生理が早く来て、量も多い

前回の生理から2週間ちょっとで生理が始まり、出血量も多めでした。あまり生理不順になったことがなかったので気になります。

女性/40代

2024/05/12

Answer

月経(生理)の周期が乱れる原因の多くは、ホルモン分泌です。ホルモンの分泌は、体重の変化、心身の負担、疲れ、偏った食事など、ちょっとした環境や生活リズムの変化によって変調をきたすため、一時的に周期や月経量に変化がみられることはよく起こります。今回の月経不順の周期や出血量が一時的であれば、まず心配はいりません。生活リズムを整えられるよう、栄養バランスのとれた食事をとり、規則正しい生活を続け、基礎体温を記録するなどのセルフケアが大切になります。


月経不順の受診の目安として、3カ月以上月経がない、出血量が極端に多い状況が続く、周期が24日以内と短くて月経量が異常に少ない状態が3カ月以上続く場合には、婦人科受診をおすすめしています。

一般的に、40歳を過ぎたころから月経の周期は次第に短くなることが多く、月に2回ある方も珍しくありません。今後も月経が長引いたり量が増えてきたり、月経が頻繁になることで貧血になる可能性もあるため、このまま様子をみてよいものかどうか、婦人科で相談されると安心です。


ご参考までに、一般的な月経の目安は、正常範囲の周期日数25~38日で、その変動が6日以内であり、月経の持続日数は3~7日です。基礎体温をつけることで、高温相と低温相になっているかどうかや、排卵して(排卵時は体温が低温相より低くなる)14日前後(高温相)で月経があるかどうかを知ることができます。排卵していることがわかり、高温相が14日前後あれば、通常は問題ありません。

可能であれば基礎体温を測定し、今後、婦人科を受診される際に、医師にみていただくとよいでしょう。その場合、少なくとも1カ月以上(3カ月以上あるとなおよい)、基礎体温を測定することをおすすめします。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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