「脳卒中」予防で、減らす食材・増やす食材

最終編集日:2023/10/23

10月は脳卒中月間です。

これから寒くなると脳卒中が起こりやすくなります。脳の血管が詰まったり、破れたりすることで起こる、脳梗塞脳出血くも膜下出血などをまとめて「脳卒中」と呼びます。日本人の死因の上位にあがる病気であり、決して他人事ではありません。ご自身や大切な人が脳卒中を患うことがないよう、食事にひと工夫して予防しましょう。


●食塩の過剰摂取を控える

脳卒中の最大の原因は高血圧といわれます。塩分の過剰摂取は高血圧のリスクを高めるため、塩分の多い食事には気をつけましょう。

特にアルコールと一緒に楽しむ「おつまみ」は塩分が高く、加えて脂質の高い揚げ物も好まれます。とりすぎには十分に注意して適量を心がけてください。塩分摂取の目標は、1日6g未満という考えもあります。日本人の多くが基準を超える傾向にあるため、血圧が正常な健康な人でも減塩を心がけることをおすすめします。

調理の際は、天然のだしを使ったうまみを利用する、酸味や香辛料を使うなど、塩味に代わる味付けで塩分を減らしていきましょう。


●積極的に取り入れたい食材

青魚、野菜、果物、海藻類、大豆製品には脳梗塞を予防する効果があります。血液をサラサラにしたり、余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きを持つカリウムを豊富に含んでいたりします。これらを上手にとり入れた、主食、主菜、副菜で栄養バランスのよい食事を心がけましょう。


太りすぎも、やせすぎもよくありません。食事は腹八分目を目安に、カロリーオーバーにならないよう、適切なエネルギーを摂取しましょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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