歯の形・歯並びがおかしい

最終編集日:2024/1/19

概要

子どもは、永久歯が斜めに生えてきたり、歯と歯の間にすきまが開いたりすると、きれいな歯並びにならないこともあります。ただ、あご周りの成長とともに自然に整ってくる場合もあります。

ねじれの角度が大きく、かむことに不具合がある場合や反対咬合(はんたいこうごう:下の前歯が上の前歯より前に突き出ている状態)の場合は、歯科の受診が必要です。見た目の問題だけでなく、かみあわせがよくないと顎関節症などをひきおこすこともあります。

大人の場合は、むし歯(う蝕)や歯周病を放置することで、歯並びが変わり、かみあわせに影響が出てくることがあります。また、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりが原因で、歯がすり減り、かみあわせが悪くなることもあります。

受診の目安

医療機関を受診

・うまくかむことができない

・口を開けるとき顎関節が痛む

様子をみる

・食生活や日常生活に問題がない

セルフケア

最近の傾向として、大人にも子どもにもいえることですが、軟らかいものや食べやすく小さく切ったものを食べる機会が多いため、あご周りの発達が鈍り、かみあわせに問題が起こるともいわれています。歯は、しっかりかむことで整っていく一面もあります。

前歯でかみ切る、奥歯でしっかりかみ砕くという歯の役割をふまえて、食生活を見直すことも大切でしょう。

考えられる病気

監修

新高円寺はっとり歯科医院 院長

服部重信

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