Question

思春期の歯科矯正、開始のタイミングは?

14歳の子どもが、小学校時に不正咬合を指摘されました。当時受診した歯科医から、指しゃぶりの癖が治ったら矯正治療をといわれました。しかしその後、治療を受けることなく、今も指しゃぶりの癖は治っていません。歯科矯正には時間がかかると聞いています。成人前に受けるほうがいいのでしょうか? 治療期間や必要なケアなどについても教えてください。

男性/40代

2024/02/26

Answer

歯科矯正治療では現状の歯並びやあごの状態、どこまでの矯正を希望するか(機能面の改善、または見た目を重視するか)などによって、治療内容や期間が変わります。一般的に矯正の期間は、およその目安で2年前後です。


矯正治療中は口内にはワイヤ(針金)が入り、必要に応じてマウスピースなどを用いることもあります。煩わしさを感じる人も多く、ワイヤが頬の粘膜を傷つけるなどのトラブルが起こる場合もあります。矯正器具の装着は時間の経過とともに慣れてきますが、治療中の管理が重要で、矯正の進み具合に応じて頻回に通院する必要があります。加えてワイヤが口内に入っていると歯磨きがしにくくなるため、いつもより細かな口腔ケアが必要になります。また、お子さんは指しゃぶりの癖が今も続いているとのことで矯正治療と並行してその癖を直す必要があります。ご本人にとっては苦痛になるでしょう。


矯正は、若いうちのほうが歯が動きやすく、治療に必要な時間が短く、より簡単な装置で済むことが多いようです。そのため、成人前に歯科矯正を考えるケースが多いものの、昨今は矯正技術も向上しているため、成人してからの治療でも可能なケースが増えています。不正咬合そのものは命に関わるものではないので、必ずしも矯正治療が必要なわけではありません。

以上のようなことを考慮し、再度ご本人とご家族で話し合われてはいかがでしょうか。

歯科矯正は顎関節症の治療を含める場合などを除き、通常は自費診療となり、時間もかかります。治療開始後に中断すると、治療前よりも悪い状態になるリスクもあります。お子さん自身が納得して治療に取り組めるか、性格的に長い治療を続けられるか。またご家族の協力も不可欠です。治療中の口内のケアを管理してあげられるか、通院に付き添えるかなど考えてみていただくとよいでしょう。そのうえで、矯正歯科医と十分に話し合って治療の時期を選択してください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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