<p><h1>概要</h1><p>湯あたりを起こしたときには、涼しい場所へ移動してからだを冷やします。</p><h1>受診の目安</h1><p><h3>救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診</h3><p>・意識がない<br>・意識がもうろうとして呼びかけに反応しない<br>・けいれんを起こしている<br>・体温が異常に高い<br>・血圧が異常に高い、または低い<br>・不整脈を起こしている</p><br><h3>医療機関を受診</h3><p>数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。<br>・からだのだるさ、めまい、頭痛などの症状がつづいている<br>・血圧が下がらない</p><br><h3>様子をみる</h3><p>・涼しい場所で休息したら症状が治まった<br>・症状が軽く、正常な体温である</p></p><br><h1>セルフケア</h1><p>温泉に長時間つかったりサウナに入ったりした際に、のぼせて気分が悪くなることがあります。温泉施設などで起こるのぼせやほてり、体調不良を総称して「湯あたり」といいます。<br>湯あたりを起こしたときにはまず浴槽や浴室を出て涼しい場所へ移動し、タオルや浴衣などでからだを保護します。次に頭を低くして横になり、ぬらしたタオルや氷のうなどで頭部や、わきの下、太ももの付け根などを冷やします。<br>湯あたりでは熱中症と同様に体温が急上昇している場合が多く、からだを冷やすことが重要ですが、水風呂などで急激に冷やすのはショック症状を起こす恐れがあるのでやめましょう。<br>また、湯あたりを起こしたときにはからだがぬれているため、気づきにくい症状のひとつに脱水症状があります。経口補水液やスポーツドリンクなどを摂取して水分補給を行いましょう。その後は十分に休息し、症状が治まったとしても温泉などに入ることは控えてください。<br>高齢者は、感覚が鈍くなるため、高温の湯につかってやけどを負うこともあり、さらに注意が必要です。</p></p>

湯あたりした

<p>心拍数とは、一定期間（例えば１分間）に心臓が拍動する回数のことです。心臓は一定のリズムで収縮と拡張をくり返すことで血液を動脈に送り出していますが、この収縮・拡張運動が拍動です。なお、脈拍は心臓の拍動が動脈に伝わって生じるものです。通常は同じリズムで生じるので心拍数と脈拍数は同じになりますが、不整脈がある場合などでは同じにならないこともあります。<p><br></p><h4>検査でわかること</h4><p>心拍数が多い場合は発熱や貧血などのほか、甲状腺中毒症（甲状腺機能亢進症/バセドウ病など）、不整脈などの心臓疾患も疑われます。心拍数が少ない場合、徐脈性の不整脈のほか脳圧亢進、甲状腺機能低下などが疑われます。また病気とは異なりますが、アスリートなどにみられる、いわゆるスポーツ心臓であったり、生まれつき脈が遅い方もいます。<br>回数とともにリズムも観察します。心拍のリズムが不規則な場合、不整脈などの心臓疾患の可能性がありますが、病気の特定はできないため、心電図検査などの追加検査が必要になります。高血圧症、脂質異常症など生活習慣病があると心拍数に変化が出ることもあり、健康のバロメーターとしての役割も果たしています。</p><br><h4>基準値</h4><p>45〜85回/分<br>（日本人間ドック・予防医療学会）</p><br><h4>基準値より高い場合に疑われる病気など</h4><p>発熱、貧血、甲状腺中毒症（バセドウ病）、不整脈など</p><br><h4>基準値より低い場合に疑われる病気</h4><p>徐脈性の不整脈、脳圧亢進、甲状腺機能低下、スポーツ心臓など</p></p>

心拍数

<p>めまいや動悸、失神などの症状があり、不整脈や狭心症が疑われる場合に行われます。24時間、胸に2種類の電極をつけ、小型の機械を腰に携帯して、日常生活のすべての脈を記録し、脈の乱れ、胸の痛み、1日の心拍数の変化、心電図波形で異常がないかを調べます。動悸、胸痛、失神などの症状があれば、行動記録表に記載し、症状が現れるタイミングと動作、ホルター心電図の脈の記録を照らしあわせて解析します。食事中、運動時、排便中、安静時、夜中、寝起きなどさまざまな状況下で、どのように心臓が動いているのかを調べるため、入院ではなく通常の生活をしながら行います。<p><br></p><h4>検査でわかること</h4><p>解析結果で、正常洞調律（Normal Sinus Rhythm: NSR）となれば「不整脈なし」となります。心房細動やST-T異常といった脈の異常がみられた場合は、精密検査が必要です。</p><br><h4>基準値</h4><p>正常洞調律（Normal Sinus Rhythm: NSR）：不整脈なし</p><br><h4>関連する検査</h4><p>・心臓超音波<br>・冠動脈CT<br>・冠動脈造影<br>・負荷心電図</p></p>

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病名

不整脈

洞不全症候群

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発作性頻拍症

症状

動悸、脈の乱れ

めまい、立ちくらみ

健康・医療の心得

湯あたりした

心拍数

ホルター心電図検査