細胞診、組織診
最終編集日:2022/7/29
細胞診と組織診では、目的や検査方法が異なります。
・細胞診
採取した細胞や、たんや尿に含まれる剥がれ落ちた細胞を顕微鏡レベルで調べます。いわば、検査の第1段階であり、病気のある対象者を選別するためのスクリーニング検査です。疑いのある結果であれば、よりくわしい検査を行います。
・組織診
細胞診で病気の疑いが出た場合、細胞の組織を顕微鏡レベルで調べます。
検査でわかること
例えば、肺がんでは検診などで最初にたんの検査を行いますが、これが細胞診です。この結果に病気の疑いがあれば気管支鏡による生検検査という組織診を行います。
たんの検査だけでは、呼吸器のどの部位に異常があるのかわかりませんが、組織診では、疑わしい部位から直接検体を採取して調べるため、発症部位を特定できます。がんの種類や悪性度がわかります。
監修
寺下医学事務所 医学博士
寺下謙三
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