子宮頸がんの病理検査の結果が変わって不安
子宮頸がん検診で再検査になり、婦人科で定期的に病理検査を受けています。先日の検査の結果が高度異常の疑いだったため、大学病院を紹介され、検査を受けたところ、軽度異形成という結果でした。また検査を受ける予定ですが、高度とか軽度とか、結果が変わって状態がよくわからず、不安です。
女性/40代
2023/08/20
これまで婦人科で、しっかりと異形成の所見について経過管理をなさっていますね。経過観察中にも子宮頸部の細胞や組織の状態は、異形成の範囲の中で変化することがあるため、細胞や組織を検査する病理検査の結果が、検査したタイミングによって変わってしまうことはあり得ることです。
今の段階で大切なことは、細胞診や組織診の結果で軽度や高度などの変化があったとしても、注意して観察することを継続し、異形成の状態が手術などの治療を要する状態に変化していないか、経過管理を怠らないことです。医師の指示のもとで経過を診ている限り、急激に悪化して命にかかわるような状態になることや、必要な治療のタイミングを逃すことは考えにくいので、引き続き、婦人科医師のもとで経過を管理していくとよいでしょう。
検査のたびに得られる結果が異なれば戸惑いを感じると思いますが、異形成の範囲で変化があることを知ったうえで、今後もご自身のからだを定期的にチェックしていくことが大切でしょう。今後、手術などの治療を要するようになるかはわからないものの、必要時には治療の時期を逃さず、適切な治療を行うことが経過観察の目的なので、ご相談者は3カ月後の検査を医師のもとで受け、管理を継続されてください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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