Question

甲状腺腫瘍とのどの違和感の関連は?

甲状腺腫瘍のため、3週間ほど前に、細胞診検査を受けました。その結果、現段階では良性腫瘍か濾胞がんなのか判断がつかないグレーゾーンだといわれました。しかし、検査後にのどの違和感や飲み込みにくさを感じるようになり、もしもがんで急に進行していたらと不安です。このまま経過観察を続けて大丈夫でしょうか?

女性/60代

2022/11/24

Answer

甲状腺は、のどぼとけの少し下にある小さな臓器です。この甲状腺の一部に発生する腫瘍、すなわち甲状腺腫瘍には大まかに良性と悪性のものがあり、それぞれいくつかの種類に分類されます。細胞の性質を調べるために腫瘍に針を刺して内容物の一部を吸引する「穿刺(せんし)吸引細胞診」という検査を行いますが、甲状腺外科の専門医も良性の濾胞腺腫と濾胞がんを鑑別することは困難といわれています。このため、手術によって濾胞がんと診断がつくことも珍しくないようです。このように甲状腺腫は鑑別が難しいことから、現在経過をみているところなのではと思います。


また甲状腺の腫瘍の大きさは、ようやく確認できる程度の小さなものから、下を向けなくなるほど大きなものまでさまざまです。ただし一般的には、腫瘍がかなり大きくなっても呼吸が苦しくなる、物が飲み込めなくなるといった自覚症状はないようです。

今回の場合、主治医が判断に迷う状態であることから仮に悪性のものだったとしても良性に近い状態であると推測されます。


一般的に、甲状腺の悪性腫瘍は進行が緩やかです。また、濾胞がんの多くは良性に近い「分化がん」と呼ばれるもので、こちらも進行速度は非常にゆっくりです。このようなことから検査から数週間で腫瘍が大きくなり、のどの違和感などの自覚症状をひきおこすとは考えにくいと思います。


しかし、自覚症状だけではのどの違和感の原因が甲状腺なのか、食道などほかの臓器に関連するものかを判断することはできません。まずは主治医に相談し、甲状腺との関連性やほかの診療科の受診などについても検討することをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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