腹部超音波(腹部エコー)

最終編集日:2022/7/29

人の耳では聞こえないほどの高い周波数の超音波を腹部にあて、その音の反射波をコンピューターで画像化させることで、臓器や血管の状態を調べる検査です。肝臓、胆嚢、胆管、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈を中心に、腹部臓器の病変を調べます。


検査でわかること

検査は、仰向けに寝た状態で腹部に検査用のゼリーを塗り、超音波を発信するプローブ(探触子)という機材を押しあてて、モニター画面で腹部臓器の様子を観察します。
超音波検査の利点として、次の4つの点が挙げられます。
・痛みを伴わない
・X線撮影やCT検査のように被曝の心配がない
・短時間で行える
・リアルタイムの画像がその場で見られる
腫瘍や結石は白く浮かび上がります。ただし、肺、胃、腸など内部にガスを含む臓器や、臓器の位置によって超音波が入りにくい部分は画像がとらえにくいため、全域を観察できないことがあります。


腹部超音波検査によってわかる病気

・肝臓
肝腫瘍、肝血管腫、脂肪肝、肝嚢胞、肝血管異常など
・胆嚢
胆石・胆管結石、胆嚢ポリープ、胆管拡張、胆管気腫、胆管腫瘍など
・膵臓
膵嚢胞、膵腫瘍、膵萎縮、膵管拡張、膵石など
・腎臓
腎萎縮、腎孟拡張、腎血管筋脂肪腫、腎結石、腎腫瘍など
・その他
腹部大動脈瘤、腹水、胸水、脾嚢胞性腫瘍、リンパ節腫大など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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