もしもうつ病の友人がいたら……

最終編集日:2022/4/24

うつ病の患者数は増加傾向にあり、身近な人がかかるケースも決して珍しくなくなりました。もし、家族や友人にうつ病を抱えている人がいるときに、私たちにはどのように接するべきなのでしょうか。また、何かサポートができることはあるのでしょうか。


うつ病に限らず、闘病中の人に対して周りができることは、その人との関係性や本人が何を求めているかによって変わってきます。ただし、一般的には心の病も身体の疾病と同じように薬物療法と休養が治療の基本。本人が医療機関を受診していれば、療養に際してのアドバイスを主治医から受けているので、そちらを優先しましょう。


気分転換などをしてあげたいという気持ちもあるかと思いますが、焦らず、そっと見守っていくことが本人の休養・回復につながります。特にコミュニケーションが少ない状況のときは、本人の心のエネルギーが低下している可能性も考えなければいけません。


誘いを受けて本人にうれしい気持ちがあっても「今は上手に喜びを表現できる余力がない」ということもあるかもしれません。具体的な行動をとるのではなく、ときには本人の反応を待つことも必要です。回復したときに今までどおりに付き合っていける関係を保ちつつ、連絡があるまで待つことも優しさといえるのではないでしょうか。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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