眼精疲労を感じたら
最終編集日:2024/10/28
眼精疲労とは、目を使う作業を長時間行うことによって、眼の疲れ、充血、かすみ、まぶしさなどの眼の症状に加え、肩こり、頭痛、吐き気などの身体症状を伴い、休息や睡眠をとっても回復しない状態をいいます。
読書の秋。本、スマホ、パソコンなどに夢中になって目を酷使すると、眼精疲労になりやすいので注意しましょう。
●眼精疲労の原因
眼精疲労は、眼球を動かす筋肉が疲労することで起こるといわれています。原因には、目の病気(斜視、白内障、緑内障、ドライアイなど)、老眼の初期症状、度数の合わない眼鏡、長時間のスマホやパソコンなどの作業、または暗いところでの読書などがあげられます。単なる疲れ目であれば、休息や睡眠をとれば回復します。しかし、休息や睡眠を十分にとっているにもかかわらず不快な症状が続くときには、病的な原因も考えられるので、早めに眼科を受診してください。
●眼精疲労のケア
目の健康を守るためにも、日常生活では次のことを心がけるようにしましょう。
①パソコンの作業を長時間行う場合には、1時間に10分程度の休憩を心がけ、休憩時には遠くを見る、目を閉じるなどして、作業で緊張が強くなっている目の周りの筋肉を緩めましょう。蒸しタオルを使って目の周りを温めると、目の周辺の筋肉がほぐれて症状緩和に役立ちます。
②スマホやパソコンなどの画面を夢中になって見ているときは、まばたきの回数が減ります。意識してまばたきの回数を増やしましょう。
③パソコン作業の際は姿勢を正しくし、部屋の照明、パソコンの画面の位置(下目使いで画面を見る位置が望ましい)、目と画面との距離を適切にする(おおむね40cm以上)など、周辺環境にも気を配りましょう。
④睡眠時間をしっかりと確保しましょう。
⑤ストレッチなどの適度な運動や入浴で血流をよくして全身の筋肉をほぐし、疲労回復を助けましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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